バドミントン界のエースが、不法カジノに出入りして処分を受けた。彼らは高卒選手だった。近年、高校スポーツ界の優秀選手たちは、進学せずに実業団に入る傾向にある。
日本企業の特徴にスポーツ利用があろう。宣伝、イメージアップ、社員の団結のために大金をかけて強化に走る。欧米のごとくクラブチームの発展の肩代わりを企業が行い、その伝統は根強い。
有名なコーチの指導を受け、給料をもらいつつ好きなスポーツをプレーできることが、大学で学問をしながら競技するよりも成果が上がると読む若い選手が増加。家族もスカウトの大金を目の当たりにして、実業団入りを後押しするらしい。
大学スポーツに興味を示さず、プロ選手同様の道を選択する背景には、アマチュアイズムの崩壊がある。あらゆるスポーツでプロ化が進み、日本スポーツ界の強化策のベースとなって久しい。
そこで、政府・与党は、大学スポーツを成長産業化させ、選手強化や施設拡充の資金づくりをしようと考えている。実業団に高卒アスリートが流れる一因に練習環境もある。一大学の財政事情から施設整備に投資する余裕がないため、国ぐるみで応援しようという方向だ。