【高論卓説】米国並みに大学スポーツ産業化のススメ 成長分野発掘、健康寿命の延伸も (2/3ページ)

2016.6.3 06:25

 まず、米国の全米大学体育協会(NCAA)をモデルにして、あらゆるスポーツの産業化を企画する。テレビ放映権料や入場料収入、広告収入、講習会収入などを念頭に、あらゆる収益を一括管理して各大学に分配する。NCAAの収入は年間約1000億円。これが各大学に分配され、施設費用や奨学金に利用されている。この日本版を目指すという。

 遅きに失している印象もあるが、政府主導で計画すれば実現可能と読む。そのためには「全国大学スポーツ協会(NUSF)」のような団体を設立し、大学スポーツ全般を統括する組織を設立する必要がある。高校には、全国高等学校体育連盟(高体連)が存在するのに、大学には組織がなく、各競技バラバラで運営されてきた。

 高体連の中に、人気の高い野球が入っていないのは、日本高等学校野球連盟(高野連)が、毎日、朝日の両新聞社で歴史的に支配され、潤沢な資金を野球の振興だけに使う目的があるからだろう。この例外措置を認めず、文部科学省主導でNUSFの設立を期待したい。

政府が前面に出る必然性は…

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