【英EU離脱】東京株、小幅続伸も長期金利は最低更新 リスク回避姿勢なお根強く

2016.6.28 21:15

28日前場の日経平均株価を示すボード=28日午前、東京・八重洲(宮川浩和撮影)
28日前場の日経平均株価を示すボード=28日午前、東京・八重洲(宮川浩和撮影)【拡大】

 英国の欧州連合(EU)離脱決定の余波が続く中、28日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸し、終値は前日比13円93銭高の1万5323円14銭だった。続く欧州株式市場も反発して始まり、日欧の株式市場はやや落ち着きを取り戻してきた。ただ、投資家のリスク回避姿勢はなお根強く、28日の東京債券市場では比較的安全な資産とされる国債が買われ、長期金利は過去最低を更新した。

 平均株価は、前日の欧米株安を嫌気して売り注文が先行。下げ幅は一時321円に達し、1万5000円を下回る場面があった。その後、公的年金が買いを入れたとの観測などを背景に買い戻しが進み、下げ幅を縮めて上昇に転じた。高値と安値の差は456円に達し、不安定さが残った。

 英国のEU離脱決定で前日まで大幅下落が続いていた欧州株式市場も、英国のFT100種株価指数が前日比約2%高となるなど、買い戻しが優勢となった。

 東京債券市場では、幅広い年限の国債が買われて金利低下が一段と進んだ。長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りはマイナス0.230%と最低を更新。10~40年債の利回りがいずれも最低となった。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。