
京都市にオープンした漢検漢字博物館・図書館。地方自治体の外国人観光客の誘致合戦も活発化している=6月29日【拡大】
中国頼みの状況を脱するため、鍵を握る市場の一つが、日本から近く人口も多い東南アジアだ。ベトナムの首都ハノイで4月に開かれた国際観光見本市。日本の政府観光局や自治体、旅行業者などが出展したブースでは、多くのベトナム人が浴衣の試着やボールすくいなどを楽しんだ。大学生のチャン・ハイン・マイさん(22)は「日本の文化が好き。日本に行けたら桜を見たい」と話した。
ベトナムでも東京-大阪を結ぶ「ゴールデンルート」の人気が高いが、近年では雪を目当てに冬の北海道を訪れる人も増えているという。
ブースを出展していた岐阜県の担当者は「中部地方を中心とした観光をPRしたい。県内では飛騨高山や白川郷以外にも足を運んでほしい」と意気込む。
政府観光局はベトナム、フィリピン、マレーシアに事務所を新設し、現地でのPRを推進。政府はベトナム、フィリピンなどを対象にビザの発給要件の緩和を検討する。