関西ホテルが狙う“二匹目のドジョウ” イチゴに続け…初夏のスイーツ食べ放題 (1/4ページ)

2016.7.3 07:21

ホテルニューオータニ大阪では最高1500円程度の高級ショートケーキを小さめのサイズに、色んな味を楽しめる=6月3日、大阪市中央区(田村慶子撮影)
ホテルニューオータニ大阪では最高1500円程度の高級ショートケーキを小さめのサイズに、色んな味を楽しめる=6月3日、大阪市中央区(田村慶子撮影)【拡大】

  • ヒルトン大阪は初夏をイメージした淡い緑のスイーツをそろえた=5月16日、大阪市北区(田村慶子撮影)
  • スタッフもメイド風の装いで店の雰囲気にもこだわったセントレジスホテル大阪=5月20日、大阪市中央区(田村慶子撮影)
  • セントレジスホテル大阪では、ガラスの靴などお姫様をイメージしたスイーツと装飾で“女性のときめき”を演出=5月20日、大阪市中央区(田村慶子撮影)
  • 50種類以上のマンゴーのスイーツを提供するザ・リッツ・カールトン大阪=5月19日、大阪市北区(田村慶子撮影)

 イチゴを好きなだけ食べられる「イチゴブッフェ」がこの春、関西のホテルで一大ブームとなったことから、各社がメロンやマンゴーといった夏ならではの果物を使った新企画、店内装飾などで“二匹目のドジョウ”を狙っている。背景には、2兆円を超えるとされる国内スイーツ市場の成長があるが、ホテルには若い女性やカップル客が多く訪れるため、宿泊や婚礼利用などへの呼び水としても期待が高まっている。(田村慶子)

 この夏はメロン、マンゴーが食べ放題

 「キラーコンテンツのイチゴに及ぶにはまだまだ。それでも5月に始めた新企画で週末は満席になる人気なので、スイーツの食べ放題は夏、秋と続けます」

 イチゴに続くスイーツ企画への意気込みをこう話すのは、ホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)の広報担当者。5月7日にスタートさせたスイーツ食べ放題の新企画では、マスクメロンや和三盆を使った館内で買えば1個1500円(税別)もする高級ショートケーキ、サンドイッチなどをそろえた。

 同ホテルはイチゴブッフェ企画「ホテルでいちご狩り」で今年1~4月、約2万5千人と前年同期比4割増を集客した。こうした人気を受け、季節ごとに品を変えることで通年企画に拡大させる狙いだ。この秋には会場となる1階ラウンジに専用キッチンを設けるなど、スイーツ企画仕様に施設改装も計画している。

関西のホテルはイチゴブッフェのブームを次につなげようと…

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