
ホテルニューオータニ大阪では最高1500円程度の高級ショートケーキを小さめのサイズに、色んな味を楽しめる=6月3日、大阪市中央区(田村慶子撮影)【拡大】
関西のホテルはイチゴブッフェのブームを次につなげようと、5月から相次ぎスイーツの食べ放題を始めている。
今春、ヒルトン大阪(同市北区)はイチゴの食べ放題企画で当初計画の3倍の集客に成功。5月16日には初夏の新緑をイメージしたメロンや青リンゴなどのスイーツを集めたシリーズ企画を打ち出した。また、イチゴブッフェで2万8千人超が利用したザ・リッツ・カールトン大阪(同)も同じ日、「マンゴーを味わい尽くす」をテーマに、“マンゴーブッフェ”を登場させ、宿泊と合わせたプランも投入して客単価の伸びも図る。
日本人はスイーツ好き
ホテルでスイーツの食べ放題企画が春に成功したのは、品種が急増しブランド化したイチゴの商品価値の高まりがあるが、国内で底堅く成長するスイーツ市場の存在も大きい。景気回復の兆しが個人消費につながらないといわれながらも、日本国民はスイーツが好きなのだ。
今年1月に民間調査会社の矢野経済研究所が発表した「和洋菓子・デザート類市場に関する調査結果」で、平成27年度は前年比1・1%増の2兆1634億円と予測。近年は消費税増税などの影響でわずかな浮き沈みはあるものの、5年前の22年からは1千億円以上伸びている。