
海上自衛隊の水陸両用飛行艇US2(海上自衛隊のホームページから)【拡大】
難航する日本とインドの輸出交渉
ただ、民主党政権下の2011年から始まったUS2の輸出交渉は、5年近く経つが道筋は明確になっていない。
具体的な交渉内容は明らかになっていないが、日本の航空機製造技術を吸収したいインドはライセンス料を支払ってUS2を生産することを求めていたのに対し、ライセンス生産をてこにインドが軍事技術を取得してしまうのではないかと判断した日本側は部品を輸出して、インドの現地で組み立てるノックダウン生産方式を提案したなどと伝えられた。
2016年に入ってからも、インドが方針を転換し、完成機の輸入に切り替えたなどの情報が飛び交った。こうした点を踏まえてかアジア太平洋地域の安全保障問題を取り上げる「THE DIPLOMAT」は2016年3月に「Is the Japan-India Military Aircraft Deal Dead?」というタイトルで、インドへのUS2輸出交渉が難航しているとの記事を掲載した。