築地市場問題で小池都知事会見(1)「都民ファーストの視点から、3つの疑問点」 (1/4ページ)

会見を開き築地市場移転の延期を表明する小池百合子東京都知事=31日午後、東京都新宿区の東京都庁(寺河内美奈撮影)
会見を開き築地市場移転の延期を表明する小池百合子東京都知事=31日午後、東京都新宿区の東京都庁(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • 会見を開き築地市場移転の延期を表明する小池百合子東京都知事=31日午後、東京都新宿区の東京都庁(寺河内美奈撮影)

 11月に予定されていた東京都の築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区)への移転について、延期を正式表明する小池百合子知事の記者会見が31日午後1時半、都庁で始まった。

 《黒っぽいスーツ姿で現れた小池知事は、記者らににこやかに会釈をしながらマイクの前に立つと、一呼吸おいて会見を始めた》

 「皆さま、こんにちは。本日は知事主催の会見とさせていただいておりますが、多数のご参加ありがとうございます。まず結論を申し上げさせていただきます。11月7日に予定されております築地市場の豊洲新市場への移転については延期と致します。また、11月2日に予定されております築地場内市場閉鎖、およびその後の解体工事も延期させていただきます」

 《カメラのフラッシュが一斉にたかれる。豊洲市場の開場が約2カ月後に迫る中での延期の判断。小池知事は落ちついた口調で、なぜ延期の判断に至ったのか説明を続ける》

 「延期の決断に至りました理由ですが、かねてより私は『都民ファースト』という言葉を繰りかえし述べてまいりました。豊洲新市場への移転が、都民の皆さま、市場で働く皆さまにとって、本当に納得いくものなのか考えたからでございます。いろいろな話があります。『もう時間がない』『既定路線を走るしかない』『今更立ち止まってどうするのだ』などという強い意見があることも存じております」