国土交通省は、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、マラソンや競歩のコースとなる公道の路面温度が上昇しないよう対策に乗り出す。月内にも有識者会議で方向性を取りまとめ、早ければ年度内にも必要な路面舗装などに着手する見通し。
五輪での採用は初めてで、選手の負担軽減に加えて好記録の演出にも一役買いそうだ。
有識者会議では、路面温度を下げる効果があるとされる道路舗装のうち、太陽光の赤外線を反射することで温度を下げる効果がある「遮熱性舗装」と散水後の保水性が高い「保水性舗装」の2種類が有力候補で、いずれも通常の舗装に比べて路面温度を約4~10度下げる効果がある。
コースの状態にもよるが、これまでの検証結果では、晴天で散水のない場合は遮熱性舗装の効果が高いとされる。コストは通常の舗装の1.5~1.9倍程度だという。