日本政府観光局(JNTO)は21日、今年11月に日本を訪れた外国人旅行者数が前年同月比13・8%増の187万5千人だったと発表した。1月からの累計は22・4%増の2198万8千人。観光庁の田村明比古長官は、同日の記者会見で「通年では2400万人前後に達するだろう」との見通しを改めて示した。
11月の訪日客数を国・地域別にみると、最多の中国が43万2千人(19・2%増)で、韓国は42万6千人(18・6%増)。航空各社の冬ダイヤで日本と結ぶ便が増えたことも足元で追い風となっている。
一方で台湾は30万人、伸び率は1・4%にとどまった。先月22日のトランスアジア(復興)航空の解散決定に伴い、「全便が欠航となって1万人規模の旅行キャンセルが発生した」(観光庁)ことが響いた。
客数が毎月4千~5千人前後と低水準のロシアに対し、日本政府は観光目的を含むビザ(査証)の発給要件を年明けから緩和する。
この施策に関し、田村長官は「身元保証書類の作成などが不要となり、旅行にかかる費用が数万円安くなる。これまで以上に訪日客数が増えるだろう」と期待感を示した。