定員オーバーで閉まらぬエレベーター、水洗トイレで洗濯…真珠湾慰霊で見えた中華帝国の正体 (4/7ページ)

英エコノミスト誌(2015年8月21日号)の表紙
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  • 中国からの団体客らでにぎわう免税店=東京・銀座(宮川浩和撮影)
  • 真珠湾のアリゾナ記念館(奥)を訪れ、演説後に握手する安倍晋三首相(左)とオバマ米大統領=平成28年12月27日、米ハワイ州ホノルル市(代表撮影)
  • 安倍晋三首相とオバマ米大統領が慰霊に訪れた米真珠湾のアリゾナ記念館(手前)=ハワイ・オアフ島(鈴木健児撮影)

 逃亡者=中国は、勇者=日本に劣等感と嫉妬心しか抱けない

 ジャーナリストにして作家のアンブローズ・ビアス(1842~1914?年)は、南北戦争(1861~65年)の戦没者記念日に、南軍戦死者の墓を飾る行為に反対した北軍退役将校のスピーチを批判して詩(うた)を残した。 

 「勇者は、勇者を敬う」

 安倍首相は慰霊演説で、古今の日米関係を念頭にこの一節を使ったが、次のようにも表現した。

 「歴史に残る激しい戦争を戦った日本と米国は、歴史にまれな、深く、強く結ばれた同盟国となりました。それは、いままでにもまして、世界を覆う幾多の困難に、ともに立ち向かう同盟です。明日を拓く、『希望の同盟です』」

 オバマ大統領も応じた。

 「最も激しく戦った敵同士は、最強の同盟をつくることができる。平和の果実は常に、戦争で奪い取ったものより重い。これこそ、この神聖な(真珠)湾が示す不朽の真実です」

 日本と中国は、全く立場を異にする。安倍首相と中国の習近平・国家主席が「異例演説」に臨めば、こうなる?

 安倍首相 「支那事変~大東亜戦争中、歴史に残らぬケチな遊撃(ゲリラ)戦しか行っていない中国は、日本と深く、強く敵対する関係となりました。中国は、いままでにもまして、世界を幾多の困難で覆う、民主主義に立ち向かう一党独裁国家です。アジアを切り裂く、『希望を削り取る国家』です」

 習国家主席 「最も激しく逃げた中国共産党は、最悪の中日関係を作為的につくりあげた。平和の果実は常に、戦争で奪い取ったものより軽い。これこそ、この邪悪な(南シナ海~インド洋の海洋覇権を狙う、中国の)真珠の首飾り戦略が示す腐った現実です」

商品に難癖をつける病的クレーマーと変わらない中国