
再生可能エネルギーに関する予算を大幅に減額したトランプ米大統領=米ワシントン、6月29日(AP)【拡大】
メキシコ国境は、太陽光パネルを設置するには絶好の場所と大統領は自画自賛したが、予算面から実現は不可能と考えられている。実際に建設されれば、皮肉なことに、太陽光パネルの盗難を防ぐために国境警備を一段と厳しくする必要があるかもしれない。
トランプ政権が再エネで前向きな姿勢を示しているのは、唯一、国境の壁の話だけと言っていいほどで、予算案などからは再エネに極めて冷淡ともいえる政権の考えが垣間見える。
安全保障にも影響
米エネルギー省のリック・ペリー長官は、テキサス州知事時代に風力発電を推進したことで知られる。同州は風量に恵まれていたこともあり、全米一の風力発電州になった。
2016年末の全米の風力発電設備容量8200万キロワットのうち、テキサス州は2000万キロワット以上で4分の1近くを占める。米国の総発電電力量に占める再エネの割合は8%だが、その過半は導入量が急増している風力発電が占めている。