
再生可能エネルギーに関する予算を大幅に減額したトランプ米大統領=米ワシントン、6月29日(AP)【拡大】
環境保護庁関係の予算でも配分ゼロ、廃止になる事業が多く出ている。例えば、温室効果ガス排出報告プログラムは廃止対象になっている。また、メタンなどの温室効果ガスに関する多くのプログラムも廃止対象に挙げられている。技術・科学プログラム予算は39%減。大気・エネルギー研究予算67%減、自動車燃費認証制度予算も18%減となっている。
予算案を見る限り、トランプ政権は再エネに限らず技術開発に大きな関心はないようだ。議会が予算をどう判断するか注目される。
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■米エネルギー省予算案(抜粋)
(単位:1000米ドル)
2016年度 18年度 減額額 減額率(%)
太陽光 241,600 69,700 171,900 71.2
風力 95,450 31,700 63,750 66.8
自動車技術 310,000 82,000 228,000 73.5
エネルギー管理 27,000 10,000 17,000 69.0
ビル技術 200,500 67,500 133,000 66.3
炭素捕捉 101,000 16,000 85,000 84.2
炭素貯留 106,000 15,000 91,000 85.8
天然ガス技術 43,000 5,500 37,500 87.2
※出所:米エネルギー省
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【プロフィル】山本隆三
やまもと・りゅうぞう 常葉大学経営学部教授。京大卒業後、住友商事に入社。地球環境部長などを経て、2008年プール学院大学国際文化学部教授、10年から現職。財務省財務総合政策研究所「環境問題と経済・財政の対応に関する研究会」、経済産業省産業構造審議会臨時委員などを歴任。現在、国際環境経済研究所所長、NEDO技術委員などを務める。著書に『経済学は温暖化を解決できるか』(平凡社)、『夢で語るな日本のエネルギー』(マネジメント社)など。