
街頭演説をする、日本共産党の志位和夫委員長=15日、大阪市中央区(門井聡撮影)【拡大】
安倍政権は、新規性基準に適合した原発はどんどん動かすといっている。世界で一番厳しい基準といっているが、嘘だ。ヨーロッパでは原発がメルトダウンしたときに、それを受け止めるコアキャッチャーという装置がないと原発を動かさない。日本じゃ進めようとしているではないか。原発再稼働は中止して、動いている原発は止めて、原発ゼロにし、再生可能エネルギー先進国をつくろうではないか。その願いを、京都でも再稼働反対を地域の皆さんと5年間、声を上げ続けてきた共産党に託してください。
第4は憲法だ。これも選挙の大争点だ。安倍首相は9条1項、2項を残しつつ自衛隊を書き込むといっている。安倍さんはただあるものを書くだけ、違いは何も起こらないと言う。何も違いがないなら、書く必要はないのではないか。
法律の世界では、あとから作った法律は、前の法律に優先するといわれている。ですから、仮に9条2項に、陸海空軍にその他戦力を保持しないと、これが残ったとしても。後から別の項目で、自衛隊は保持すると書いたら2項が死んでしまう。
しかし、皆さん、9条の命は2項にあるのではないか。これがあるから戦後自衛隊は一人も外国人を殺さず、戦死者を出していない。9条2項が壁になって海外派遣を食い止めてきた。この壁を取り払ってしまったら、海外での無制限の戦争が可能になってしまう。
断固とした審判を下そうではないか。私たちがどうして9条を得たか。あの侵略戦争で、310万人も日本国民が命を落とした。2000万人のアジアの方々が命を落とした。そして、広島、長崎。この惨禍を踏まえて日本は選択した。文明が戦争を滅ぼさなかったら、戦争によって文明が滅ぼされてしまう。だったら戦争を放棄し、全ての戦力を放棄し、平和外交によって国を守っていこう、それが9条の精神だ。この9条を子々孫々に残していこうではないか。
第5に訴えたいのは、核兵器禁止条約にサインする政府をつくろう。核兵器廃絶国際キャンペーンNGO(国際非政府組織)の「ICAN」の皆さんがノーベル平和賞を受賞した。素晴らしいですね。核兵器禁止条約のために命がけで頑張ってきた広島、長崎の被爆者の方々をはじめとする地域社会の取り組みに対する高い評価であり、私は歓迎を述べたい。
こんなときに、唯一の戦争被爆国の日本政府の態度は恥ずかしいのではないか。3月と7月、国連の会議に参加して力を尽くしてきた。演説する機会があったのだが、この議場に日本政府がいないことは大変に残念だ。しかし、被爆者をはじめ日本国民の大多数はこの国連会議を支持している。このことを述べてきた。
この会議が終わった後、後ろの方が空席だった。大きいものが置いてある。折り鶴なんですね。「あなたに一緒にいてほしい」。こう書いてあった。なんでここにいないの? それが世界の声だ。日本政府に核兵器禁止条約にサインすることを強く求める。サインしないんだったら、政府を取り換えようじゃないか。サインをする政府を私たちの手でつくろうではないか。