政府の取引禁止に20万人超が反発 なぜ韓国人は「仮想通貨」が大好きなのか (1/5ページ)

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 隣国・韓国で、仮想通貨をめぐる事件が続いている。今年1月には、投資に失敗した30代の男性が追い詰められて命を絶った。事態を重く見た韓国政府は、取引を全面的に禁じる法整備を検討したが、20万人を超える国民がこれに反発した。なぜ韓国人は仮想通貨にのめり込むのか--。

 元金まで吹き飛び、自殺を選んだ青年

 今年1月26日、仮想通貨取引所・コインチェックがハッキング被害にあい、約580億円相当の仮想通貨「NEM」が流出した。3月19日からアルゼンチンで開催されたG20では、仮想通貨の規制案が検討された。こうした数々のニュースにより、仮想通貨の認知度や存在感が日々高まり続けている。北東アジアには、この“新しいお金”をめぐって騒ぎの絶えない国がある。隣国・韓国だ。特に昨年末から今年にかけて、仮想通貨絡みの事件が相次いで発生している。

 昨年12月中旬から全体的に暴騰を続けた仮想通貨の価格は、今年1月中旬頃から一気に急落。この動きによって、韓国では自殺者が発生した。投資に失敗し、資産が消し飛んだことを苦に命を絶ったのは、30代男性だった。遺族によれば、元金まで吹き飛んでしまったせいで、心を病んで精神的に追い詰められていたという。警察は遺書を発見できなかったものの、当時の状況を捜査した結論として「仮想通貨投資失敗による自殺」と結論付けている。

「漢江に飛び込もう」がネットで流行語に