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電機
シャープ、主力白物ブランドに傷 「プラズマクラスター」広告で過大表示指摘
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過大広告と判断されたシャープの電気掃除機のカタログ=28日午後、消費者庁 シャープが28日、消費者庁から性能の過大表示を指摘されたイオン放出装置「プラズマクラスターイオン技術」は、ライバルメーカーの白物家電と差をつける主力ブランドのひとつだ。
今回指摘されたのは、電気掃除機における広告だけだが、プラズマクラスター全体へのイメージダウンが懸念される。
確実な更新需要が見込める白物家電は、各メーカーとも力を入れている。シャープは洗濯乾燥機やエアコン、ドライヤーなどの白物家電に軒並みプラズマクラスターイオン技術を搭載して他社製品と差別化。除菌や消臭効果が消費者の支持を集め、これまでに世界で累計4千万台以上を販売した。
同技術を搭載した白物家電を含む「健康・環境機器部門」の平成25年3月期の営業利益見通しは330億円と健闘している。
シャープは消費者庁から指摘を受け、電機掃除機のカタログなどにあった「床と一緒にお部屋の空気まできれいに」などの記述を削除するなどした。掃除機以外のカタログなどには問題がなかったため、直接的な影響は少ない。
しかし、同様の空気清浄化技術は、パナソニックが「ナノイー」のブランド名で各種製品に搭載し始めており、プラズマクラスターのライバルになっている。
シャープは「今後、社内のチェック体制を強化し再発防止に努める」とコメントしているが、ダメージは避けられそうにない。