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【クルマ人】“脱ブルーバード”の実力 1クラス上の戦略車「シルフィ」

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【クルマ人】“脱ブルーバード”の実力 1クラス上の戦略車「シルフィ」

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 世界戦略車

 日産自動車は5日、中小型セダン「ブルーバードシルフィ」を7年ぶりに全面改良し、「シルフィ」として発売した。デザインや内装に磨きをかけ、落ち着きと「1クラス上の上質性」を演出した。

 国内市場では長年セダンに乗り慣れた中高年の夫婦をメーンに、乗り換え需要を取り込んでいく狙いだ。開発責任者を務めた田川博英チーフ・プロダクト・スペシャリストに、力を注いだ改良ポイントなどを聞いた。

 --日本ではセダンの人気が下がっている

 「しかしグローバルにみればメーンの車種だ。日産はシルフィを『世界戦略車』と位置付け、年間50万台の販売を目指す。その目標に向け、『これまでなかった本格派セダン』を目指して開発を進めてきた」

 6連のLEDクリアランスランプ

 --開発でこだわったポイントは

 「セダンならではの洗練されたプロポーションにこだわった。またフロントグリルの存在感あるデザインや、ヘッドライトに内蔵した6連のLEDクリアランスランプなどで、高品質感やダイナミックさも同時に表現している。たとえ目が肥えた上級のLクラスセダン、たとえば日産『ティアナ』のユーザーがシルフィに乗り換えたとしても、十分に満足していただける仕上がりになった」

 --先代モデルより幅が広がり、背が低くなった

 「シルフィのナンバープレート区分は『3ナンバー』に変わる。乗り心地を高めるため、車体幅を65ミリ広い1760ミリとしたためだ。車高は、先代より15ミリ落として安定感を高めた」

 価格などのバランスを考慮

 「後部ランプのデザインでも『ワイド感』を強調したで、先代と比べかなり大きい車に見えるだろう。しかし、最小回転半径は0・1メートル短い5・2メートルに抑えており、取り回しが逆に良くなった」

 --燃費も向上した

「先代モデルのエンジンは2000ccと1500ccの2種類あったが、新開発の1800ccエンジンに統一した。価格などのバランスを考慮して、アイドリングストップ機能やターボチャージャーの装備は見送ったが、それでも燃費がガソリン1リットル当たり15・6キロ(JC08モード)と、先代の2000cc車より16%改善している。さらに車体の軽量化や空気抵抗を減らす取り組みを積み重ね、加速性能は先代とほぼ同じレベルを確保できた」

 装備面の充実もアピール

 --室内空間の快適性については

「遮音材の配置方法を見直して静粛性を高めたり、後部座席の両サイドの膨らみをなくして3人掛けでも窮屈に感じないようにするなど、細かい改良を重ねた。後席は足を楽に組める広さだ。車高を下げた分、着座位置も低くして頭上の余裕を確保している。さらに、『ティアナ』『フーガ』のような高級車では一般的な、エアコンの『左右独立温度調整機能』といった装備面の充実もアピールしたい」

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