ニュースカテゴリ:企業
情報通信
統合型サーバーで米国勢に反攻 NECなどビッグデータ需要狙う
更新
NECは3日、企業の基幹システムなどに使われるサーバーに、大規模記憶装置、ソフトウエアなどを一体化した垂直統合型製品「SolutionPlatforms」を開発したと発表した。垂直統合型サーバーはオラクルなどの米国勢が先行するが、富士通も1月に新製品を投入するなど日本勢が巻き返しを図っている。
NECは6月から、垂直統合型サーバー10モデルを順次投入する。従来品と比べシステムの構築期間を最大6割、導入コストを同4割削減できるという。庄司信一執行役常務は「時間やコストを軽減することで、より早いシステム構築につながる。新規事業の開拓を目指す顧客などをターゲットにしたい」と述べた。
新型製品は「データ解析・蓄積」や「クラウドサービス」など用途に合わせた各モデルを用意、ニーズに合わせたソフトウエアを利用できるのも強み。各モデルの希望小売価格は900万~9500万円で、個別見積もりのモデルもある。売り上げ目標は今後3年間で500億円。
垂直統合型サーバーの市場規模は、情報量の急増に伴うシステムの統合運用ニーズやコンピューターの性能向上などにより拡大。調査会社の米IDCによると、2011年から16年までは平均54.7%のペースで市場が広がり、16年には11年の約9倍に当たる1兆6000億円規模に成長する見通しだ。
市場で先行するのはオラクルやIBMなどの米国勢。後を追う日本勢は、富士通が1月にデータベース向け垂直統合型サーバーを投入。米国勢が取り込んでいない国内中堅規模の企業に売り込む。NECも導入コストや使いやすさを訴求し、拡大する市場に攻め込む。