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高まる輸入車シェア 韓国COTYに「カムリ」 トヨタ驚き隠せず
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2012年に現地販売を始めた米国製のセダン「カムリ」が韓国の自動車記者協会が選ぶ今年の「韓国カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」を輸入車メーカーとして初めて獲得した。韓国トヨタの中林尚夫社長は、韓国市場で存在感を高めている背景を語った。
「とにかく驚いたが、あえて受賞理由を考えると、まずは世界戦略車で商品力があること。販売面では、日米では当たり前の新車発売に関わる一連のイベントが韓国ではあまり行われていないと聞いて積極的に販促イベントを展開した。あとは地域への社会貢献や、トヨタファンを作っていく活動を地道に行った」
「もちろんだ。トヨタもレクサスもブランドイメージが落ちたことがあったが、そこを立て直す大きなエンジンの一つになる」
「デザイン性に優れていてかっこいいクルマが増えた。日本も昔は米国のフォード・モーターやゼネラル・モーターズ(GM)に学んで車を作っていた。今度は私たちが『韓国のいいところをしっかり取り入れて、韓日のハイブリッド企業になろう』と言っている」
「現在150万台の市場で、日本と同様、少子高齢化が進んでいくので、爆発的に大きく伸びる市場ではない。ただ日本と違うのは、車の需要が旺盛で、若者が車を買うことだ。輸入車市場は日本よりシェアが高く、今後もさらに高まるだろう」
「メリットもあればデメリットもあるだろうが、中期的には消費者に選択肢が増えるという大きなメリットがあるので、トヨタとしても歓迎すべきことだと思っている」(古川有希)
【プロフィル】中林尚夫
なかばやし・ひさお 早大卒。1982年トヨタ自動車販売(現トヨタ自動車)入社。海外企画部や豪亜中近東業務部を経て2010年から現職。53歳。三重県出身。