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有力候補に日立の川村氏、三菱重工の大宮氏 経団連次期会長はや取り沙汰
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川村隆氏 仕上げの1年を迎えた米倉弘昌経団連会長の使命は後任選びだ。米倉氏は「あと6、7カ月のうちに考えていきたい」と年内の内定に意欲を示す。次期会長レースが始まった。
経団連の会長に選ばれるには「直前に副会長などの役職を務め、かつ出身企業の会長・社長」という内規がある。加えて米倉氏は昨年、次期会長の条件として「国際派」「経団連活動に熱心」「製造業出身」の3点を挙げ、今年は「モノづくり」で「年齢にこだわらない」と語った。該当する副会長は少ない。
本命視されているのは日立製作所会長の川村隆氏だ。日本を代表する製造業で筆頭副会長。73歳という年齢と「日立社内に経団連会長は受けないという暗黙の了解」(事情通)があることが懸念材料とされる。
三菱重工会長の大宮英明氏の名前も取り沙汰されている。同社が戦闘機など防衛産業に関わっていることを問題視する向きもあるが、今年4月に会長に就任し財界活動に専念できる環境が整った。
新任副会長3氏はいずれも製造業でかつて経団連会長を出した名門企業だが、新日鉄住金社長の友野宏氏は同社の三村明夫相談役が今年11月に経済3団体の一角を占める日本商工会議所の会頭に就任するため対象外。
東芝社長の佐々木則夫氏も同社の今月末の株主総会で副会長に就任するため、トヨタ副会長の内山田竹志氏と同様、内規に合わない。
今後の経済情勢によっては製造業以外からの起用もありうる。その場合は三菱商事会長の小島順彦氏や日本郵船会長の宮原耕治氏が有力候補だ。米倉氏自身がそうだったように副会長ではなく諮問機関の審議会議長・副議長から選ばれる可能性もなくはない。
■会長
米倉弘昌 住友化学会長(76)
■副会長(※は新任)
川村隆 日立製作所会長(73)
坂根正弘 コマツ相談役(72)
三浦惺(さとし) NTT会長(69)
小島順彦 三菱商事会長(71)
畔柳信雄 三菱東京UFJ銀行相談役(71)
勝俣宣夫 丸紅相談役(70)
大塚陸毅(むつたけ) JR東日本相談役(70)
斎藤勝利 第一生命保険会長(69)
奥正之 三井住友フィナンシャルグループ会長(68)
宮原耕治 日本郵船会長(67)
大宮英明 三菱重工業会長(66)
荻田伍(ひとし) アサヒグループホールディングス会長(71)
石原邦夫 東京海上日動火災保険会長(69)
篠田和久 王子ホールディングス会長(66)
※友野宏 新日鉄住金社長(67)
※内山田竹志 トヨタ自動車副会長(66)
※佐々木則夫 東芝社長(64)
中村芳夫 経団連事務総長(70)