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ランドセル商戦、お盆に早期化 購買力高い祖父母に狙い
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暑さが増してくる8月に入り、流通各社が来春の入学児向けのランドセル売り場を展開している。季節外れのようだが、主力の購入者が両親から購買力の高い祖父母に移った近年、三世代がそろうお盆は重要な“かき入れ時”。早期に購入するケースが多い祖父母ほど高単価の商品に手を伸ばす傾向も強く、各社は売り場や商品に磨きをかけ、商機を逃すまいと躍起になっている。
夏休みの親子連れでにぎわう伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)。昨年より約1カ月半も早く設置されたランドセルコーナーには、品定めする来店客の姿が絶えない。来春の入学式まで半年以上もあるが、売り場設置から1カ月の実績は前年比で約4倍だ。
「いい商品を早めに買いたいという祖父母が増え、販売を牽引(けんいん)している」と同店の担当者。売れ筋は有名ブランドの「オロビアンコ」や「コキチカ」などと共同開発した限定モデルで、6万円を超える価格にもかかわらず、既に半数以上が売れたモデルも出た。
業界で最も早い6月1日に、約150種類の品ぞろえを誇るランドセルセンターを開設したのは西武池袋本店(東京都豊島区)。壁一面に現物を並べ、孫がランドセルを背負う姿をすぐに祖父母に見せる戦略が奏功し7月末までの売り上げは前年同期比2.6倍にのぼるという。
スーパー各社も、祖父母の購買力を取り込むべく、高価格帯の商品を投入する。人気ブランド「かるすぽ」を展開するイオンは今月3日から、「フラットキューブ」シリーズで従来より1万円以上も高い5万円台の高級プレミアム版を限定販売。イトーヨーカ堂も2日、製造大手セイバンとの共同開発で、デザインに銀箔(ぎんぱく)をあしらった「ルミナスグレア」を同社最高の7万2000円で限定発売した。
イトーヨーカ堂の担当者は「祖父母がランドセルを買う比率は今や約7割。景況感が改善する中、消費を牽引するシニア需要の恩恵も受けられる」と、ランドセルのお盆商戦に期待している。