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グーグル「ネクサス7」28日国内発売 KDDI店舗でも取り扱い
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米インターネット検索大手グーグルは26日、米国で7月に発売したタブレット「Nexus(ネクサス)7」の最新製品を28日に日本国内で発売すると発表した。初代製品に比べ軽量化し、高精細画面と背面カメラを備えた。同社サイトや家電量販店のほか、KDDI(au)店舗でも取り扱う。米電子機器大手アップルのタブレット「iPad(アイパッド)」や、ネット通販大手、米アマゾン・ドット・コムの「キンドル」との競争が激化しそうだ。
ネクサス7の画面は7インチ、基本ソフト(OS)は最新版の「アンドロイド4.3」を備えた。重さは最も軽いモデルが290グラム。持ち運びしやすいコンパクトさがうりだ。
カメラは従来、タブの前面に120万画素のものが付いていたが、今回は背面に500万画素も追加。背面カメラはフルハイビジョン動画や、360度のパノラマ画像の撮影に対応した。ステレオスピーカーを内蔵し、映画や音楽の試聴環境も改善した。
28日発売の製品は通信方式が公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」だけだが、高速通信規格「LTE」にも対応したモデルを、9月中旬以降に発売する見通し。
価格は無線LANモデルの記憶容量16ギガバイト版が2万7800円、32ギガバイト版が3万3800円。LTE対応モデルは32ギガバイトだけで3万9800円。
KDDIは、ネクサス7の取り扱いを始めることで、アップルのアイパッドとの“二刀流”が実現する。スマートフォン(高機能携帯電話)でも、両社のOS「アンドロイド」と「iOS(アイ・オーエス)」が人気を二分していることから、タブレットでも両社製品をそろえ、「幅広いユーザーを取り込む」(広報部)狙いがある。