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“弾切れ”痛かった…ドコモ幹部、iPhone在庫不足嘆く 販路整備遅れ3位
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NTTドコモの参入で携帯大手3社が20日に一斉に発売した米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5s」と「5c」の家電量販店での23日まで3連休を挟んだ4日間の販売状況は、ソフトバンクモバイルがシェアで4割強に達し、緒戦を制したもようだ。
2位はKDDI、3位はドコモで3割前後だった。取り扱い店舗数の違いや在庫確保などで2社が先行の利を生かしたようだ。
市場調査会社BCN(東京都千代田区)がまとめた全国主要量販店2300店舗のPOSデータ集計によると、3社のシェアはソフトバンクが43.9%で首位、2位のKDDIが33.8%、ドコモは22.3%にとどまった。
別の調査データでも、ソフトバンク4割、KDDIとドコモが3割前後だった。集計にはアップル直営店や通信事業者系ショップの販売台数や予約数は含まれない。
特に上位モデル「5s」の人気カラー「金」と「シルバー」は各店とも在庫がほとんどなく、「発売と同時に売り切れた」(ビックカメラ新宿西口店)。
新規参入したドコモはドコモショップ2400店のうちアイフォーンを発売したのは1057店で、まだ取り扱っていない大手量販店もあるなど販路の整備が遅れていた。
ドコモは「日、月曜日は“弾切れ”が痛かった」(幹部)と話すように在庫不足も響いたようだ。