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任天堂、ゲーム機値下げを否定 岩田社長「あり得ない」 スマホ活用へ

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任天堂、ゲーム機値下げを否定 岩田社長「あり得ない」 スマホ活用へ

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経営戦略を説明する任天堂の岩田聡社長=30日、東京都千代田区  任天堂の岩田聡社長は30日、東京都内で経営方針説明会を開き、ゲーム情報を発信するスマートフォン(高機能携帯電話)向けのアプリ(応用ソフト)を開発する計画を明らかにした。

 「スーパーマリオ」など人気キャラクターも使い、年内に配信する。これまで距離を置いていたスマホを販売促進に活用し、新規ユーザーの取り込みを目指す。ただ、専用機用の既存ゲームをスマホ向けに移植して展開することは否定した。

 スマホ向けアプリについて、岩田社長は「多くのユーザーとのつながりを作る」と説明した上で、「(スマホなど)他のハードに軸足を移すことは考えていない」と述べ、ゲーム専用機とソフトの両輪で稼ぐビジネスモデルを維持する方針を強調。ゲーム機の値下げは「あり得ない」と否定した。

 また、専用機を使って健康分野の新規サービスを2015年度中に始めることも明らかにした。楽しみながら健康を維持できるような仕掛けといい、年内に詳細を発表する。さらに人気キャラクターを外部企業に積極的に開放する。教育ソフトなどに展開し、ライセンス料を稼ぐ。新興国向けに価格を抑えた製品を投入する方針も示した。

 任天堂は昨年の年末商戦で据え置き型ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」などの販売に苦戦したことが響き、14年3月期に本業のもうけを示す連結営業損益が350億円の赤字になる見通し。岩田社長は「来期に営業黒字を目指すのは当然」と述べ、4期ぶりの営業黒字転換に強い意欲を示した。

 ただ、30日の東京株式市場では任天堂株が大幅反落し、前日終値比700円安の1万2180円まで一時、値を下げた。終値は555円安の1万2325円だった。

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