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【2014春闘】自工会労務委員長・川口均氏 好業績 現場の努力で実現できた
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産経新聞のインタビューに応える日本自動車工業会の川口均労務委員長=横浜市西区 --業績好調の中での春闘となった
「自動車は足元の国内市場については好調だ。長く続いたデフレからの脱却するためにも賃金改善は前向きにとらえたい。好業績は円安効果だけでなく、現場の努力によって実現できたことも理解している。高収益体質を作った従業員に対して前向きに賃上げを考えねばという意識はある」
--労組のベア要求を受け入れるということか
「どんな要求でも受け入れるわけではない。ベアだけでなく、一時金、年俸の改定もある。ベア実施となれば、年金や保険なども上がり負担は大きい。慎重に判断していく部分はある。積極的な要素を勘案しつつも、競争力維持の観点も踏まえて、しっかり見定めようとの議論になっている」
--自動車各社は3500~4千円のベアを要求している。金額は妥当か
「いろいろな数字を合わせると個々人単位では2%近い賃金上昇になる。従来に比べれば、当然改善分は高いというのが実感だ。個社単位でいってもこのレベルはかつてない。リーマン・ショック以降は、むしろ賃下げというムードすらあった。それだけに、簡単に決まらない部分がある」
--非正規社員の処遇改善などの要求もある
「雇用形態に違いはあるが、同じ働く仲間として気持ちよく働いてもらった方が、業績にもプラスになる。正規雇用に切り替える動きも出ている。世の中で考えられるような悲惨な状況ではない」