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【直球緩球】資産入れ替えで積極投資 三菱商事・小林健社長

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【直球緩球】資産入れ替えで積極投資 三菱商事・小林健社長

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三菱商事の小林健社長(瀧誠四郎撮影)  --昨年5月に策定した3カ年の中期経営計画の進捗(しんちょく)は

 「財務の健全化を維持しながら積極投資するには、収益に加え資産入れ替えで原資を捻出することが必要だ。年平均5千億円を入れ替え目標としたが、初年度は目標を上回りそうだ」

 --事業領域も絞り込む

 「人材も資金も限りがある。47の事業領域それぞれの収益を極大化したうえで、選択と集中を進め全体の事業領域を35~40に絞り込みたい。自動車、食料、天然ガス事業などいろいろな強い事業領域がでており、強みはさらに伸ばす」

 --平成32年に非資源事業の利益倍増を掲げる中、アジアの消費をどう取り込むのか

 「インドネシアではアルファグループと手を組み、(山崎製パンなど)日本のパートナーとともに食品加工に参画する。(アルファがもつ)現地のコンビニチェーンで販売する」

 --ミャンマーなど新興国の開拓は

 「国攻めにはパートナー戦略が重要だ。ミャンマーでは現地のサージパン&アソシエイツと組み、不動産開発やエレベーター事業、自動車修理サービスも始めた。将来は自動車の組み立て生産もやっていきたい」

 --1月の安倍晋三首相のアフリカ歴訪に同行したが、現地で日本の存在感は

 「アフリカはインフラや消費関連など実際のビジネスが動きつつある。経済援助だけではなく、日本と付き合うことの良さをアピールすべきだ」

 「モザンビークではアルミ製錬事業で直接雇用や輸出にも貢献している。日本企業と付き合えば自国産業の強みを生かせる、というビジネスの利点を拡大首脳会談で強調したら感銘を受けていた」(上原すみ子)

 こばやし・けん 東大法卒、昭和46年三菱商事入社。執行役員、プラントプロジェクト本部長、取締役新産業金融事業グループ最高経営責任者などを経て、平成22年6月から社長。65歳。東京都出身。

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