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ソニー社長「テレビ売却や撤退ない」 今年度の黒字転換強調

ニュースカテゴリ:企業の電機

ソニー社長「テレビ売却や撤退ない」 今年度の黒字転換強調

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インタビューに応じるソニーの平井一夫社長=26日、東京都港区の本社  ソニーの平井一夫社長兼最高経営責任者(CEO)は26日、フジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、10年連続の赤字となったテレビ事業について「今の段階で売却や撤退は考えていない」と述べた。

 分社化で経営判断のスピードを上げ、コスト削減を進めることで、今年度に黒字化する考えをあらためて強調した。

 平井社長はテレビを「ブランド力をアピールできる重要な商品」と説明。赤字が続いたことについては「本社や海外販売会社などのコスト構造がビジネスの規模についていっていなかった」と指摘した。

 次世代テレビのディスプレーとして期待された有機EL(エレクトロルミネッセンス)事業の売却に関しては、明言を避けた。

 一方、平井社長は音楽・映像配信などのネットワークビジネスについて「かなりの成長ドライバー(牽引(けんいん)役)になる」と強調。プラットホームの一つである家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の販売拡大に意欲をみせた。

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