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ポータブルでもいい音を、ハイレゾに対応したソニー「NW-ZX1」
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手元にある機器を使って、ヘッドホンで音楽を楽しむ3つの組み合わせを作ってみます。
〔1〕アップルのアイフォーン5+ヘッドホン
〔2〕アイフォーン5+ポータブルヘッドホンアンプ(ソニーのPHA-1)+ヘッドホン
〔3〕ハイレゾ音源に対応したソニーのウォークマンNW-ZX1+ヘッドホン
さて、勝者は。
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などともったいぶる必要もなく、番号を追うにつれて音質は上がります。〔2〕は〔1〕よりDAC(ダック)(デジタルからアナログへの変換器)とアンプの性能が良く、〔3〕は〔1〕、〔2〕より音源そのものの情報量が多いためです。
実際に聴いてみました。最初は作曲家でジャズピアニスト、大野雄二らによる「PRINCESS OF THE BREEZE」。ヘッドホンはソニーが「ハイレゾ対応」をうたうMDR-10Rと、Shure(シュア)のSE535。
〔1〕から〔2〕に移ると音圧が明らかに上がり、低音が引き締まって迫力も増します。〔3〕に移るとベースなど低音の分離感や、各楽器の実在感が格段に上がり、違いは歴然。ピアノなど楽器同士があたかもセッションを楽しんでいるかのように鳴り、改めて〔1〕〔2〕を聴きかえすと音が混然としていたことに気づかされます。
宇多田ヒカルの「First Love」(2014リマスター版)、幸田浩子「ふるさと-日本のうた」などボーカル主体の曲でも歌声の透明感などに差が出ますが、ハイレゾと非ハイレゾの音源ファイルサイズの差が10倍以上あることを考えると「そこまで違わない」が率直な印象。違いを引き出すには、さらに高級なヘッドホンが必要なのかもしれません。
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ZX1は市価7万4800円程度で、昨年12月の発売以来、品薄になるほどの人気を保っています。ほかに2万円台の廉価版ハイレゾ対応機もあり、ソニー以外ではアイリバージャパンからハイレゾ対応のポータブルプレーヤーが発売されています。東京・新宿のビックロ・オーディオコーナーの久留飛慧(くるび・さとる)さんによると「ZX1はオーディオに興味がある30代以上が主な購入層」とのこと。
ポータブルプレーヤーとヘッドホンは、出費を抑えていい音を楽しむのに適した組み合わせです。手持ちの音源を生かしたいならヘッドホンのグレードアップかポータブルヘッドホンアンプの追加、さらに上を目指すならハイレゾへ-という選択になりそうです。(光)