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ホンダ、日本先行で燃料電池車販売 補助金除き700万~800万円で調整

ニュースカテゴリ:企業の自動車

ホンダ、日本先行で燃料電池車販売 補助金除き700万~800万円で調整

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ジュネーブモーターショーで披露されたホンダの燃料電池試作車=3月、ジュネーブ  ホンダが来年の発売を予定している燃料電池車(FCV)について、日本で先行販売する方針を固めたことが24日、分かった。

 価格は、国などの補助金を除いて700万~800万円となるよう調整する。1回の充電による走行距離は当初700キロ以上としていたが、800キロを目指して開発を進めているもようだ。

 FCVは、燃料電池で水素と酸素の化学反応によって発生した電気でモーターを回して走る。水しか排出せず「究極のエコカー」と呼ばれ、欧米韓など世界の自動車メーカーが開発競争を繰り広げている。

 販売価格は、採算性を考慮すれば1000万円を超えるとみられる。しかし、ホンダは「採算よりも普及を優先させる方針」(幹部)。補助金が仮に電気自動車(EV)と同様の金額になれば、最も安い場合で600万円台前半となる。最終的には、今年末から来年1月に先行発売する予定のトヨタ自動車のFCVの動向を見て判断する。

 ホンダは、狭山工場(埼玉県狭山市)で年1000台規模で生産を始める。販売地域は、燃料を供給する水素ステーションがある首都圏などが中心となる見込み。

 デザインについては、一目でFCVと分かる近未来の自動車をイメージしたデザインを採用する見通しだ。

 ホンダは、EVの開発にも乗り出しているが、充電時間がかかることや、1回の充電での走行距離が250キロ程度で、普及は限定的と判断。ガソリン車以上の走行距離が狙えるFCVを、ハイブリッド車(HV)に次ぐエコカーとみる。

 昨年7月には、米ゼネラルモーターズと提携し、2020年により価格を抑えた量産車の実用化に向け、燃料電池、水素貯蔵システムを共同開発している。

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