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三井物産が企業ロゴ刷新、新ブランド戦略 佐藤可士和氏起用
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三井物産の新ロゴなどブランド戦略で記者会見する飯島彰己社長(右)とクリエイターの佐藤可士和氏=24日、東京都港区 三井物産は24日、コーポレートスローガン「360°business innovation.」など商社の新たな価値の創造に向けたブランド戦略を発表した。ロゴは300年以上の歴史を持つ井桁マークを生かし、墨をイメージしたシャープな黒に刷新した。戦後の三井物産として全世界でロゴを一律にするのは初めてで、世界規模で統一感を図る。
資源開発から食料、化学品、インフラなど多彩な事業を手がける総合商社は世界でも珍しい業態だけに、海外の投資家やマスコミからも分かりにくいとの批判に応える狙いもある。
スローガンの「360°」にはブラジルで参画する見渡すかぎりの大豆畑をイメージし、農業を通じて世界の食糧の安定供給に応えるなど「社会を豊かにするビジネスイノベーションに貢献する」(三井物産の飯島彰己社長)との企業メッセージを打ち出した。
また、顧客や社内、事業、情報を「つなぐ」ことで新たな企業価値や価値創造につなげるとの思いを込めた。
具体的な社内横断の取り組みではシェールガス事業を例にあげ、ガス開発からガスを輸送する鋼管事業、ガスを使った化学、電力事業につなげていることを強調した。
今回のブランド戦略では「ユニクロ」などのロゴや企業ブランド戦略で知られるクリエイターの佐藤可士和氏を起用し、共同で進めた。企業トップや社員との会話から企業の強みやコーポレートメッセージをあぶりだすのが独特の手法。
今後は、新興国に国造りに貢献するインフラ事業や食糧、アジアで参画するメディカル事業など事業投資のプロジェクトなどを念頭に「人の三井だけに社員をメディアに、第2弾を世界に発信したい」(佐藤氏)と意気込んでいる。