日系自動車メーカー、インドネシアで熱戦 高い潜在力…生活用品分野も注目
更新生産能力引き上げ
インドネシア市場の存在感が高まっている。世界第4位の巨大な人口を抱え、底堅い内需を背景に、今年は政情不安が続くタイに代わって東南アジア最大の自動車市場になる可能性が高い。アジアや中東などへの輸出拠点としても注目されている。足元の景気には減速感が見られるものの、中長期的な潜在力は高く、“成長の果実”をもぎ取ろうと日系メーカーが現地で熱い戦いを繰り広げている。
「1970~80年代の日本みたいに、みんな『ワクドキ』でカッコイイ車が大好きなんだよ」。トヨタ自動車の福井弘之常務役員は市場の勢いをこう語り、笑みをみせた。
首都ジャカルタで28日まで開かれているインドネシア国際モーターショーでは、所得向上でバイクから自動車に乗り換える中間層の若者たちにアピールしようと、売れ筋モデルの現地仕様車がズラリと並んだ。
タイに代わり首位へ
インドネシアは昨年、燃費が低く価格が安い車を減税するローコスト・グリーン・カー(LCGC)制度が導入された。その効果で小型車が次々と発売されマイカーの普及が進む。
