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ニッカが50万円限定ボトル 「マッサン」追い風、国産ウイスキー好調
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ニッカが30日に発売するウイスキーの新ブランド「ザ・ニッカ」の12年物(左)。右は700本限定、1本50万円の40年物=26日、東京都千代田区 アサヒビール傘下のニッカウヰスキーは26日、ブレンデッドウイスキーの新ブランド「ザ・ニッカ」を30日に発売すると発表した。同ブランドの数量限定ボトル「40年」(参考本体価格50万円)も売り出す。国産ウイスキー各社の販売は好調でニッカ創業者、竹鶴政孝氏の生涯を描くNHK連続テレビ小説「マッサン」の放送開始を追い風に、市場のさらなる活性化を目指す。
「竹鶴生誕120年、創業80年という記念の年にふさわしいウイスキーができた。新しい旗艦ブランドに育てたい」。アサヒの平野伸一専務は発表会見でこう意気込みを語った。
700本限定の「ザ・ニッカ40年」はニッカ史上で最高価格だ。1945年に蒸留した同社最古の原酒などをブレンドし、重層的で芳醇(ほうじゅん)な香りの逸品に仕上げた。
通年販売する「12年」(5000円)は、従来のブレンデッドウイスキーより比率を増やしたモルトのコクと、グレーンのまろやかな甘さが調和。いずれも竹鶴が自ら考案したこま犬とかぶとのエンブレムを瓶にあしらい、高級感を演出している。
今年上期の国内ウイスキー需要は前年同期比で約4%増加。拡大を支えているのはここ数年来のハイボール人気だが、それを入り口にファン層が広がった高価格帯の本格ウイスキーはより大きな伸びを示している。
ニッカの今年1~8月の販売実績をみると、「竹鶴」は39%伸長した。今後の「マッサン効果」も期待し、年間販売計画を当初比2割増、前年比4割増の186万本に上方修正した。
キリンディスティラリーも、主力「富士山麓(さんろく)」の販売が約10%増と好調。最大手のサントリー酒類は昨年から20億円を投じ原酒生産力を4割引き上げた。