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「ホンダジェット」整備網に課題…顧客の信頼が鍵に 2強も対抗の構え

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「ホンダジェット」整備網に課題…顧客の信頼が鍵に 2強も対抗の構え

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式典でジェットエンジンを披露するホンダエアロの泉征彦社長(左端)、ホンダの山本芳春専務(右端)ら=12日、米ノースカロライナ州バーリントン  ホンダのビジネスジェット機事業が本格的に動き始めた。12日には米国でジェットエンジンの量産がスタートし、来年初めの「ホンダジェット」の販売開始に向けた態勢が整いつつある。個人や企業向けのビジネスジェット機は、2008年秋のリーマン・ショック後に需要が激減したが、足元では底打ちしており、ホンダは将来的に年間100機の生産も視野に入れる。ただ、新規参入企業だけに修理やメンテナンスなどの整備網が十分ではないといった課題を抱える。顧客の信頼をいかに早く獲得できるかが事業を軌道に乗せる鍵を握りそうだ。

 ジェットエンジンはノースカロライナ州にある米子会社、ホンダエアロのバーリントン工場が量産を始めた。エンジンは機体製造を手掛けるホンダの別の子会社に送り、15年1~3月期にも米運輸当局から機体の認定を得た上で、ホンダジェットの完成品が出荷される見通しだ。

 ホンダエアロの泉征彦社長は12日、地元政財界の関係者を招いた工場内で開いた式典で「段階的にビジネスを大きくしていく」と意欲をみせ、本田技術研究所の藁谷篤邦(わらがい・あつくに)取締役は記者団に「20年ごろまでの黒字化を目指す」と話した。

 08年に1306機に達したビジネスジェットの市場規模は12、13年には675機程度まで減少したが、14年1~9月期は前年同期比9.3%増と回復。ホンダは「今後は毎年5%程度の成長が続く」(山本芳春専務)とみる。最大7人乗りのホンダジェットには既に個人を中心に約100機の受注があるといい、将来的には毎年70~100機の販売を見込む。

 しかし、ホンダジェットと競合する小型ビジネスジェット機の2強、米セスナ・エアクラフトとブラジルのエンブラエルも新型機の投入などで事業基盤の拡大を模索し、ホンダに対抗する構えをみせている。また修理やメンテナンスでの実績がホンダにはないことが顧客にとってマイナスに映ることも事実だ。

 ビジネスジェットの販売を仲介するプライベートジェット(フロリダ州)のジェニングス最高経営責任者(CEO)は「自動車で信頼性が高く評価されているホンダジェットは顧客からの関心も高い。ホンダは販売後、初期の購入者へのメンテナンスなどでの満足度を高め、サポート面の品質も証明することが重要だ」と指摘している。(バーリントン 小雲規生)

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