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スカイマーク、全日空にも共同運航申し入れへ 日航との単独提携に国交省難色を受け
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福岡空港に着陸したスカイマーク機(手前)と離陸を待つ日本航空機=21日午後 経営不振に陥っている国内航空3位のスカイマークが、全日本空輸にも羽田空港発着便の共同運航を柱とした提携を申し入れる方針を固めたことが10日、分かった。すでに日本航空とは提携交渉を進めているが、公的支援を受けて再生を果たした日航による単独での支援に、監督官庁の国土交通省が難色を示しているため、全日空を交えることで理解を得る方針に転じる。
スカイマーク幹部が来週にも、全日空幹部に提携を要請する。スカイマークは、収益性の高い羽田発着便を日航、全日空の大手2社との共同運航とすることで、搭乗率向上や増収を図り、早期の経営立て直しを目指す方針だ。
ただ、全日空には今のところ、日航との相乗りでの共同運航は「現実的ではない」(幹部)と否定的な声もあり、日航を交えずに全日空単独での支援を望んでいるとみられる。このため、共同運航とする路線や便を日航と全日空で住み分ける案も検討されそうだ。
スカイマークは11月、羽田発着便の共同運航を柱とした提携を日航に申し入れた。だが、公的支援で再生した経緯のある日航が羽田発着枠を事実上拡大することにつながり、太田昭宏国交相が「厳しく判断する」と語るなど、国交省は日航単独でのスカイマーク支援に難色を示していた。