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サイバーダインとオムロン、介護ロボの販促・保守で合意 生産現場に用途拡大

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サイバーダインとオムロン、介護ロボの販促・保守で合意 生産現場に用途拡大

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サイバーダインが開発した腰部の負担を軽減する作業支援用装着型ロボット「HAL」  介護や医療向け装着型ロボット(ロボットスーツ)を手掛けるサイバーダインとオムロンは24日、ロボットスーツの販促、保守サービスをオムロンが行うことで合意した。来年中に事業を開始する。作業員の高齢化が進む工場などの生産現場にも用途を拡大し、普及を進める。

 サイバーダインのロボットスーツ「HAL(ハル)」は、脳から出る微弱な電気信号をセンサーで検出して、物を持ち上げる動作を太ももと腰に巻いたベルトで補助する。介護や医療のほか、荷物の積みおろしが必要な場面での活用を想定している。

 ただ、現在、現場に導入されているハルは数十台程度。オムロンは血圧計や体温計で介護施設に、また、各種センサーで工場に、それぞれ充実した販売網があり、協業で拡販が見込めると判断した。

 オムロンは、子会社が展開する全国130カ所にサービス拠点で保守点検も担う。オムロンの山田義仁社長は「(協業を通じ)産業分野でのロボット技術応用を推進したい」と話した。

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