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三菱UFJ、タイ「4大銀行」入り狙う アユタヤ銀統合で追撃態勢

ニュースカテゴリ:企業の金融

三菱UFJ、タイ「4大銀行」入り狙う アユタヤ銀統合で追撃態勢

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アユタヤ銀行支店の日本語対応窓口(三菱UFJフィナンシャル・グループ提供)  三菱UFJフィナンシャル・グループは、策定中の新中期経営計画(2015~17年度)にタイの「4大銀行」入りを目指す方針を盛り込む。13年末に買収したタイ大手のアユタヤ銀行を5日付で三菱東京UFJ銀行のバンコク支店と統合。相乗効果を高めることでタイの銀行貸出金ランキングを5位(統合後の新アユタヤ銀)から4位に引き上げる。

 アユタヤ銀は個人向け部門に強く、個人ローンとクレジットカードのシェア首位。一方、三菱東京UFJのバンコク支店は日系を中心とする企業向け貸出金で外国銀行トップ。統合後の新アユタヤ銀の貸出金は約3兆2000億円に膨らむ。

 それでも、5兆円を超すトップ3(クルンタイ銀行、サイアム商業銀行、バンコク銀行)には大きく離されている。タイでは、約4兆4000億円のカシコン銀行も含めて「4大銀行」と呼ぶ。

 今回の統合で三菱UFJは上位4行を追撃する態勢を整える。邦銀支店の個人向け業務は許可されておらず、多くの日系企業はタイの地元銀行に従業員用の給与振込口座を設けている。しかし、新アユタヤ銀が誕生すれば、日系企業は融資を受けられるだけでなく、従業員の口座も開設できるなど利便性は高まる。

 また、日系企業が進出する工業団地の支店には日本語ができるスタッフを増やす。

 さらに、地元のタイ企業との取引も強化し、三菱UFJのグローバル店舗網を生かして地元企業の海外進出を支援する。

 これらの取り組みで中期計画中に新アユタヤ銀の貸出金を1兆円以上増やし、カシコン銀を抜いて4大銀行入りを狙う。10年程度の長期にはトップ3も視野に入れる。

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