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東京海上、中小向けアドバイザー導入 専門知識を備えた営業員100人育成

ニュースカテゴリ:企業の金融

東京海上、中小向けアドバイザー導入 専門知識を備えた営業員100人育成

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 東京海上日動火災保険が、特定分野に精通した営業員を中小企業向けアドバイザーとして認定する制度を導入したことが16日、分かった。運送、建設、医療・介護、海外展開の4分野で必要とされる専門知識を備えた営業員を3月までに約100人育成する計画。安倍晋三政権が力を入れる「地方創生」を追い風に、事業活動の活発化が予想される地方の中小企業ニーズを取り込む。

 アドバイザー認定制度は、例えば海外展開分野の場合、進出先で想定される災害リスクや現地の物流といった専門知識のほか、企業に向けたプレゼンテーション能力を備えた営業員を認定する。その分野で一定の契約を獲得した「実績」も認定の条件となる。

 従来はこうした特定分野をテーマとした企業向けセミナーを開く場合、東京の本店やグループ会社のリスクマネジメント会社のコンサルタントが出向いて講演していた。各地方の営業員が自ら講師を務めるようにすることで、取引先との関係強化や新規顧客の開拓につなげる。

 アドバイザーとして認められた営業員は名刺に記載できるほか、社内外の研修で講師を務める。これまでに約40人が選ばれた。同社は今後数年間かけて、各都道府県で各分野につき最低1人をアドバイザーとして認定していく方針。人事・労務関係の分野にも広げる計画だ。

 中小企業はリスクマネジメントに詳しい人材が不足していたり、保険に加入する余裕がなかったりする場合も多い。今後は安倍政権の目指す経済好循環が地方に波及するにつれ、中小企業の活動も活発化すると予想。このため損保各社は中小企業向け営業活動を強化している。

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