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猪瀬知事辞職 幹部職員「早く辞任すべきだった」「社会的に抹殺された」

ニュースカテゴリ:社会の事件・不祥事

猪瀬知事辞職 幹部職員「早く辞任すべきだった」「社会的に抹殺された」

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辞職会見にのぞむ猪瀬直樹都知事=19日午前、東京都新宿区の東京都庁(鴨川一也撮影)  東京都の猪瀬直樹知事(67)が辞職する意向が伝えられてから一夜明けた19日、出勤してきた都庁職員は、一部で戸惑いの色を浮かべたが、医療法人徳洲会グループから5千万円を受領した問題で二転三転する説明に批判が高まっていただけに、大半は冷静に受け止めていた。

 東京・新宿の都庁周辺では19日朝、小雨がぱらつく中、猪瀬氏の辞任を報じる新聞を手にしたり、スマートフォンで情報を確認したりしながら足早に出勤する職員の姿が見られた。

 総務局の女性職員(27)は、深夜に同僚からの連絡で辞意の一報に触れたという。受領問題発覚以降、都政は停滞状態だっただけに「もっと早く辞任すべきだった。タイミングが分からない」とため息を漏らした。

 「ここまで5千万円の説明がままならない状態ならば、何か事情のあるお金なのかと疑ってしまう。辞任は仕方がない」。男性職員(52)も、あきらめの表情を浮かべる。

 朝に新聞を開いて辞意を初めて知ったという女性職員(42)は、猪瀬氏について「割と直感で決め、こうと決めれば、とことんまで突き詰めていくタイプだ」と感じていた。だが、都議会の追及には説明が二転三転。

 「庁内放送で見ていて、これまでと180度姿勢が違うと思った。説明がままならない場面では、課内からもやじが飛んだ」と振り返る。

 「ここまで追い詰められめば、もう収拾はつかない。仕方がない」と辞職の意向を冷静に受け止めていた。

 大半の職員からは「辞任やむなし」との声が漏れるが、一部では疑問を呈する声も。財務局の男性職員(55)は「5千万円が個人の借金だとするならばやめる理由が見当たらない」と話し、足早に庁舎の中に入っていた。

 幹部職員からも厳しい声が挙がった。部長級の男性職員(54)は「もっと早く非を認めたほうがよかったのに。もはやノンフィクション作家には戻れず、社会的に抹殺されてしまったと思う」と評する。

 「五輪招致や東京電力改革で大きな成果を残してくれた」としつつも「基本的に態度が悪かった。灰皿を投げられそうになったこともある。残念ながら“惜しむ”という感慨はあまりない」と話す。

 今後の都政に与える影響については「五輪という7年後の大きな目標は作ってくれた。一時的な遅れはあるが、大勢に影響は出ないだろう」と分析した。

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