ニュースカテゴリ:暮らし
余暇
おろし器 料理で使い分ける 7種類を徹底比較
更新
実験に使ったおろし器。上段左から時計回りにA、B、C、D、G、F、E おろし煮や鍋の薬味など大根おろしが活躍する季節。作るのに特別な技術はいりませんが、意外に力のいる作業です。受け皿の有無や刃の形状、おろし面の素材などが違う7種類のおろし器を比較しました。
大根おろし一定量を茶こしに入れて2分間おき、水切り量(%)を測定すると、C、Eの量が目立って少なく、粒の粗さを裏付ける結果になりました。次いで水切り量が少なかったGは粒が細かかったことから、鋭い刃でつぶさずに切り取れたことが分かりました。逆にAは細かくて水分量が多いため、辛みが強くなりやすいといえます。
すりおろしの効率やでき上がりにかなりの差がありました。みぞれ鍋やおろし煮など大根おろしが大量に必要で火を通して食べる場合は、粒のバラツキよりも効率の良さがメリットになります。一方、おろしあえや薬味として生で食べる場合は、口当たりと適度な辛みがおいしさのポイントになります。特徴によって使い分けてもよさそうです。
エフシージー総合研究所 食品料理研究室 www.fcg-r.co.jp