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宇宙から見たオーロラ展2014 「光のカーテン」 全体像は?

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宇宙から見たオーロラ展2014 「光のカーテン」 全体像は?

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米アラスカ州のマッキンリー山の麓の氷河の上でキャンプをして撮影。東の地平線から頭上を通って西の地平線まで至るような巨大なオーロラだ=2008年2月10日(松本紀生さん撮影)。(C)Norio_Matsumoto  決して見る機会のない宇宙から撮影したオーロラ。地上から見たものとどう違うのだろうか。そんな疑問に答える写真展「宇宙から見たオーロラ展2014」が、来年1月7日から東京都新宿区のコニカミノルタプラザで開かれる。アラスカの雄大な自然と動物たちを切り取ったSANKEI EXPRESSの写真連載でおなじみの写真家、松本紀生さん(41)が地上から撮影した幻想的なオーロラ写真も展示される。

 オーロラは、「太陽風」と呼ばれる太陽から放出される電気を帯びた粒子(プラズマ)が地球の極地の大気圏に突入して引き起こす「光のショー」。地球までたどり着いたプラズマは磁場に運ばれ極地に集められるため、極地でしかオーロラを見ることができない。見ることができるのは、アラスカやカナダ、北欧、または南極など寒い地域がほとんどだ。オーロラはそもそも宇宙の現象なので地球上の気温は関係なく、オーロラを見ることができる場所がたまたま寒いだけのことだという。また、オーロラがカーテン状になるのは地球の磁場の向きに依存して発生するためだ。

 1950年代に人工衛星が登場してからは、オーロラのカーテンの上側にまわってオーロラの全体像を撮影することができるようになった。太陽風が地球の大気にどのような影響を与えているか、さまざまなことが分かったという。

 ≪宇宙飛行士が見た光景 地上と比較≫

 「宇宙から見たオーロラ展2014」

 2014年1月7日(火)~2月2日(日)。東京都新宿区新宿3の26の11 高野新宿ビル4F、コニカミノルタプラザ ギャラリーB&Cで。午前10時30分~午後7時(2014年1月14日は午後5時終了、期間中無休)。入場無料。

 今回展示される宇宙から見たオーロラの写真6点は、国際宇宙ステーション(ISS)の滞在クルーが撮影したものを米航空宇宙局(NASA)がデータベース化。日本の宇宙機構(JAXA)経由で提供されたものをコニカミノルタが企画写真展として公開する。写真展は今年で7回目。

 宇宙飛行士の誰が撮影したかは秘密という。地球上ではカーテン状に見えることが多いオーロラだが、宇宙から見ると、そうは見えない。また、ISSは高度400キロくらいの上空を飛行しているため、地表から80~500キロの場所に出現するオーロラに突っ込んでいくような位置から撮影できることもあるという。

 宇宙からのオーロラ写真に加え、1年の半分近くをアラスカで過ごす松本さんが、マッキンリー山の麓の氷河上でキャンプ生活をしながら撮影したオーロラ写真12点も展示する。まるで頭上に降り注ぐかのような大きなオーロラや、周りのアラスカの山々がすべて映り込んだ上に、月明かりで山々が白く浮かび上がる幻想的なシーンが見られる。

 また、オーロラ発生の仕組みを学ぶことができるデジタル立体地球儀「タジックアース」を使用し、オーロラの映像を大型半球形のスクリーンに投影する。また、実際アラスカでオーロラが発生する様子を生中継するデモンストレーションや、現在ISSに滞在中の若田宇宙飛行士との交信などが行われる。(EX編集部/撮影:写真家 松本紀生、NASA Johnson Space Center/SANKEI EXPRESS

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