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みずほ銀 佐藤頭取辞任、後任に林氏 場当たり、交代否定から1週間足らず

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みずほ銀 佐藤頭取辞任、後任に林氏 場当たり、交代否定から1週間足らず

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みずほ追加処分のポイント=2013年12月26日  みずほフィナンシャルグループ(FG)は1月23日、みずほ銀行の佐藤康博頭取(61)が4月1日付で辞任し、後任に林信秀副頭取(56)が昇格する人事を発表した。

 佐藤氏はみずほFGの社長にとどまり、兼務するグループ最高経営責任者に専念する。

 暴力団関係者への融資問題で2度の行政処分を受け、持ち株会社と傘下銀行のトップを分離し、ガバナンス(企業統治)を強化する。

 23日夕に会見した佐藤頭取は、銀行頭取を辞任する理由について「(暴力団融資問題の)業務改善計画の提出を一つの区切りとしたい」と説明した。また「社会を騒がせたことに対する個人としてのけじめもある」とも語った。

 ただ、今月(1月)17日の会見で佐藤頭取は辞任を否定していた。発言を翻したことについては「17日の時点では後任が決まっていなかったため」と釈明した。

 林副頭取は「傷ついたみずほブランドを再構築する」と抱負を語った。林氏は旧富士銀行出身で、主に国際部門を歩んだ。みずほグループは富士、第一勧業、日本興業の旧3行によるポスト争いが問題視されていたが、林氏は「旧3行を意識したことはない」と強調した。

 ≪場当たり、交代否定から1週間足らず≫

 暴力団関係者らへの融資問題に揺れたみずほフィナンシャルグループ(FG)は1月23日、みずほ銀行の佐藤康博頭取の辞任を発表した。みずほFGは(1月)17日に社内改革案を金融庁に提出したばかりだが、1週間もたたずに突然、みずほ銀行のトップ交代を発表した。佐藤氏は記者会見で引責辞任であることを否定したが、場当たり的な印象が際立つ今回の交代劇は、新たな経営体制にも不安を投げかける。

 判断遅れた処分

 「責任論として(退任を決めたの)ではない」

 佐藤氏は会見で再三にわたり、頭取辞任が引責によるものではないと強調した。だが、今月(1月)17日の会見で佐藤氏は「大きなプロジェクトを前に、決めた本人がほうり投げることはない」と意気込みを語り、辞任を否定していた。

 昨年(2013年)9月末の問題発覚から約3カ月半が過ぎ、佐藤氏は節目の会見や、11月に開かれた衆参両院の委員会審議でも、辞任について「考えたこともない」などと重ねて否定してきただけに、今回の経営判断については唐突感が否めない。

 一連の問題をめぐっては、みずほFGでは社内処分に対する判断の遅れが目立つ。昨年(2013年)10月に最初の業務改善計画を提出したものの、「処分が甘い」との声を受け、塚本隆史FG会長の退任を発表したのは12月末で、対応が後手に回った。

 FG社長に専念

 佐藤氏は、金融庁に2度目の業務改善計画を提出した(1月)17日にトップ交代を発表できなかった理由として、「(林副頭取)本人の承諾が得られていなかった」と釈明したが、歯切れの悪さはつきまとう。

 新たな経営体制で佐藤氏は、みずほFG社長としてグループの経営改革を指揮する。みずほ銀の経営は林氏に一任する形だ。

 みずほFGは信頼回復に向け、「委員会設置会社」への移行や社外取締役の起用など企業統治の強化策を進める。佐藤氏は「トップ交代で覚悟を示し、社員一丸となった取り組みが促進される」と力を込めた。

 3つの銀行が合流してできたみずほグループは、出身行による派閥争いが経営の混乱を招いてきた。佐藤氏は、昨年(2013年)7月にみずほ銀とみずほコーポレート銀行の合併で「新・みずほ銀行」の発足にこぎ着けた功績がある。“ワンみずほ”の象徴だった佐藤氏の頭取退任は、グループ一体経営の推進に影響を及ぼす恐れがある。(塩原永久/SANKEI EXPRESS

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