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小道を歩いて九州満喫

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小道を歩いて九州満喫

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自然や歴史を身近に感じながら、選定された小道を歩く「九州オルレ」の各コース=2014年1月29日現在  自然や歴史を身近に感じながら、選定された小道を歩く「九州オルレ」が、韓国人観光客を中心に人気を集めている。コースを選ぶ九州観光推進機構(福岡市)の李唯美さんは「テーマパークなど観光の目玉がなくても、何げない田舎道の風景に地域の宝物が眠っている」と語る。記者も歩いて魅力を探った。

 韓国発、人気の「オルレ」

 韓国・済州島で始まった済州オルレの九州版。2012年2月に4コースが選ばれ、現在は10コース。3月に2つ追加され、九州7県にコースができる。昨年11月までに韓国の約3万人を含む約4万人が利用した。

 コースは市街地から離れた場所に設定されがちで、途中に休憩所や店舗は少ない。しかし、済州島ではオルレ開始後、カフェや民宿が約400軒できたとされ、九州でも地域経済の活性化が期待されている。

 交流と癒やし

 記者は昨年(2013年)12月15日、佐賀県の唐津コース(11.2キロ)を歩いた。スタート地点の道の駅を出発してすぐ、木の枝に結ばれた青と赤のリボンや木製の矢印が目に入る。至るところにある目印のおかげで、迷わず進める。

 1時間ほど歩くと、約400年前に豊臣秀吉が通ったと伝わる「太閤道」に入った。木々に日光が遮られ、昼間でも薄暗い。坂道で息が上がるが、落ち葉を踏みしめる音が耳に心地よい。

 朝鮮出兵の拠点だった名護屋城跡へ。天守台から、かつて秀吉も見たであろう玄界灘を一望できた。農村を歩くと上空でトビの鳴き声が響いた。出発から4時間半でゴールの波戸岬に到着。近くの屋台で味わったサザエのつぼ焼きは絶品だった。途中で出会った韓国・大田の白敬順さん(58)は「九州は初めてだが、とても癒やされた」と笑顔で話した。

 唐津市鎮西支所の坂井善徳係長は「コースの維持管理など地元住民の協力は欠かせない。地域全体でサポート体制をつくっていきたい」と話す。李さんは「オルレをきっかけに、韓国との交流が進んでほしい」と語った。(SANKEI EXPRESS

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