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【アイスホッケー】日本4連敗 「最後は勝って帰る」

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【アイスホッケー】日本4連敗 「最後は勝って帰る」

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2014年ソチ冬季五輪会場。競技は、ロシア・ソチの市街地から約40キロ南東にある黒海沿岸の「アドレル」と、アドレルから約45キロ離れた山岳地域の会場「クラースナヤ・パリャーナ」の2カ所で実施。(C)Google  2月16日行われたアイスホッケー女子の5~8位決定予備戦で、日本はロシアに3-6で敗れた。この大会ここまで4戦全敗で、悲願の五輪初勝利は18日に行われるドイツとの7、8位決定戦に持ち越された。

 点を取るたびに取り返された。地鳴りのような大歓声に包まれる中、地元ロシアの波状攻撃を止めきれず、力負けした。19歳のDF床は「パックの処理とリバウンドへの反応が甘かった」と、疲れ切った表情で肩を落とした。

 1点を追った第2ピリオド、めまぐるしい主導権争いに敗れた。ラッキーな形で山根(Daishin)が同点ゴール。氷上で輪になって頭を下げる“儀式”で歓喜した。30秒後にカウンターで勝ち越され、エースの久保は「波に乗れるところで集中力を欠いた」と嘆いた。

 その6秒後に不規則に弾んだ床のシュートで追い付いたものの、43秒後に自陣でこぼれたパックを拾われ失点した。

 第3ピリオドには大沢(三星ダイトーペリグリン)の得点で1点差としたが、さらに2点を失い、リードを広げられた。

 1次リーグでの3戦全敗で笑顔が消えたチームは、原点のスピードを生かした積極果敢な姿勢を取り戻そうと決意した。気迫は空回りし、課題のパワープレーで好機をつぶしたのも致命的だった。逆にロシアは数的優位な時間に3点を重ね、飯塚監督は「地力の差が出た」と完敗を認めた。

 次は泣いても笑っても最後のドイツ戦。主将の大沢は「ホッケー界の未来のためにも悲願の1勝を挙げ、笑顔で日本に帰りたい」と誓った。(共同/SANKEI EXPRESS (動画))

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