インターネットの芸能サイトがスクープし、所属事務所が認めた。ソチを最後に現役を引退し、普通の女性になって「結婚願望」も口にしていた国民的ヒロインの“氷上の恋”。韓国中が当分の間、その行方にやきもきすることになりそうだ。

　熱愛報道「事実」

　「キム・ヨナ選手の熱愛報道の記事の内容は、大部分が事実です」。芸能サイトが２人のデート現場をスクープしたのを受け、所属事務所が全面的に交際を認めるコメントを出すと、韓国中が騒然となった。

　報道などによると、キム・ヨナさんのハートを射止めた６歳年上のキム・ウォンジュンさんは、アイスホッケー韓国代表の不動のエース。キム・ヨナさんと同じ高麗大学を卒業し、現在は国軍体育部隊のホッケーチームに所属している。

　韓国でアイスホッケーはあまり人気がないが、キム・ウォンジュンさんは１８０センチの長身で、「最高の美男選手」と呼ばれるイケメンとして知られ、国内に女性ファンも多いという。

　報道によると、２人は２０１２年７月にソウル市内のトレーニング施設で知り合い、同じ大学出身で氷上スポーツの選手同士ということもあり、急速に接近。

　昨年（２０１３年）８月ごろから交際するようになり、食事やデートをしたり互いの誕生日を祝ったりして愛を育んできたという。

　ソチで連覇を目指していたキム・ヨナさんは今季、ケガで出遅れたが、「身も心もつらかったとき、キム・ウォンジュンさんが支えになった」とも伝えられている。

　韓国メディアによると、今月（３月）４日にソウルで開かれたイベントで、キム・ヨナさんは現役引退後も後輩の指導などでフィギュアスケートにかかわり続けるとともに、１８年の平昌（ピョンチャン）五輪に向け、スポーツ外交にも取り組みたいと意欲を示していた。

　思い描く１０年後は

　「１０年後の自分の姿」について尋ねられると、「多分、結婚もしていると思う」と控えめに語り、メダルを期待され続けた重圧から解放され、“普通の女性”の顔をのぞかせた。

　キム・ヨナさんと同い年で、幼い頃からライバルだった浅田真央（まお）選手（２３）も昨年（２０１３年）４月にソチ後の引退を表明した翌日に、「将来的には子供がほしい。良いダンナさんとめぐり合って…」と結婚願望を明かし、周りを仰天させたことがある。

　ソチでメダルを逃した浅田選手は、現役続行か引退か、「ハーフハーフ（五分五分）」と揺れている。日本のヒロインの恋は…。（ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）