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経済
高いポイント還元率の最強カード アメリカン・エキスプレス 阪急阪神グループとタッグ
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阪急百貨店の正面エントランス。即日10%の還元率は、他カードにはない強みになる(提供写真) アメリカン・エキスプレスは、エイチ・ツー・オーリテイリング、阪急阪神ホールディングスとカード発行事業で提携し、3月5日から新クレジットカード「ペルソナSTACIA アメリカン・エキスプレス・カード」の会員募集を開始した。
このカードは、京阪神エリアを中心に高い利便性を持つ阪急阪神グループの共通ポイント・プログラム「STACIAポイント」と、ショッピングや旅行関係のカード付帯サービスで定評があるアメリカン・エキスプレスの強みを兼ね備えたプレミアムカード。
「もっと毎日が、輝き出す。」をコンセプトとして、ショッピング、グルメ、旅行などをアクティブに過ごす女性をターゲットに「いつも持っていたい1枚」として入会促進を進めていくという。
基本特典としては、国内外でのアメリカン・エキスプレス加盟店で利用金額1%相当のポイント獲得、加えて阪急百貨店・阪神百貨店で10%、系列ホテルや阪急三番街などの阪急阪神グループ施設では最大3%相当のポイント獲得率を用意。獲得ポイントは1ポイント=1円で支払い時に利用できる。
さらにアメリカン・エキスプレスならではの高い信頼・安心特典として、国内外を問わずカードで購入した商品の破損・盗難などの損害を購入日から90日間、一人年間最高500万円まで補償(ショッピング・プロテクション)し、カードで購入した商品の返品を、万一購入店が受け付けない場合、購入日から90日以内であれば、購入金額を補償する(リターン・プロテクション、1商品につき最高3万円、1会員口座につき年間最高15万円相当額まで)。このほか、インターネット上での不正利用による損害を全額補償(オンライン・プロテクション)するなど、安心で便利な補償サービスを付帯している。
タッグを組んだ阪急百貨店・阪神百貨店での快適なショッピング体験における優待特典としては、会員制女性専用パウダールーム(阪急うめだ本店4階)、買い物中に保育士が子どもを預かる「キッズルーム」(阪急うめだ本店11階)、手荷物お預かりサービス(阪急うめだ本店地下1階、阪神梅田本店地下1階)などが受けられる。
アメリカン・エキスプレスの中島好美上席副社長は、カードの加入申し込み状況について、「募集初日からいいフィードバックをもらっている。30~40代のお客さまを中心に、好調な滑り出し」と、手応えを語る。
これまで、アメックスは関東圏や旅行好きの消費者を中心に支持を集めてきた。中島上席副社長は、「東京のイメージが強いかもしれないが、もちろん大阪でも活動中。関西の雄・阪急阪神というトップブランドと組むべくして組み、最強のカードが生まれた」と、関西圏での会員獲得に向けて自信をのぞかせる。
他社のカードに比べ年会費が1万4000円(税抜き)と、やや高めの設定。コストパフォーマンスに厳しい関西の消費者の嗜好に対してチャレンジングなようにも思えるが、「われわれの考え方は、単に安いものよりも“バリューフォーマネー”。カードのポイント獲得率や付帯サービスを考えれば、全体としてお得感がある。アメックスならではのプロテクションサービスを含め、年会費以上の価値を感じていただけるはず」と利点を強調する。
今後の課題は、現金派のユーザーをいかに取り込むか。「阪急百貨店・阪神百貨店でのお買い物で獲得できる10%のポイントは、その日のうちに付与されるので、10万円のスーツを買った直後に1万ポイント分の買い物を行うことも可能。もちろん、2000円の小物を買っても同じようにポイントが獲得できるので、大口・小口を問わず、お買い物にあたって随時使っていただきたい」。高ポイントを即日獲得できるメリットは大きそうだ。
アメックスが関西圏に満を持して投入する新カード。中島上席副社長は「このカードは、人生を楽しみたい方々がターゲット。この1枚にポイントを集約させることで、複数のクレジットカード使用によってポイントが分散してしまった、というムダも省ける。『これを持っていてよかった』と言われるように頑張っていきたい」と意気込みを述べた。(SANKEI EXPRESS)