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【笑顔泥棒~ガールズフォト講座】コンパクトデジカメで魚眼撮影 須藤夕子

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【笑顔泥棒~ガールズフォト講座】コンパクトデジカメで魚眼撮影 須藤夕子

更新

コンパクトカメラを使用する場合の注意点として、青空の青色を出すには太陽を自分の後ろにすることがポイントになります(須藤夕子さん提供)  撮影後、もう少し明るく撮ればよかった、ホワイトバランスを変えたかったという失敗はパソコンである程度修正できますが、ピントは外れてしまっていたら直しようがありません。動きの早い子供や動物撮影で簡単にピントを合わせたいという方にオススメのカメラのご紹介です。

 ≪青空を出すには逆光にしないこと≫

 ブランコで遊ぶ子供の写真を撮ろうとするとき、なかなか携帯電話では、このようにピントを合わせて子供の笑顔をしっかり捉えることができません。自由に角度を変えたり回転させたりできる「バリアングル機能」があるため、液晶モニターが90度の直角にもなり、平らにさせて下にのぞきこむような形で構図の確認ができます。

 大切なポイントは、撮影の時間帯が午前中の光の強い時だったということです。この写真を撮るのに、青空をまずは入れたかったのですが、マニュアル設定ができないコンパクトカメラを使用する場合の注意点として、青空の青色を出すには太陽を自分の後ろにすることがポイントになります。逆光にしてしまうと空が真っ白になってしまいます。

 【Data】

・撮影        オート

・絞り        F4

・シャッタースピード F1/720

・WB        太陽

 ≪広角でピント合いやすく簡単に自分撮り≫

 自分撮り専用カメラも最近はたくさんの種類が出ています。男性のように手が長い方ですと、携帯電話でも簡単に2ショットの撮影が可能ですが、私のような女性では手がつりそうになって、うまく撮れないという方も多いと思います。これは手のひらにカメラを乗せて、親指で押すような形で撮るのですが、広角でピントが合いやすく、室内でも屋外の液晶が見にくい場所でも大きな液晶で確認ができ、簡単に自分撮りができるでしょう。

 顔を入れることばかりに集中しがちですが、その場所がどんな場所だったのか? 何をしていたのか? といったことも大切です。例えば、ランチでしたら、食べ物も一緒に入るようにフレーミングすると良いでしょう。カメラの下に角度を調整できるスタンドが付いているので、置き撮りも可能です。

 【Data】

・撮影        オート

・絞り        F2.8

・シャッタースピード F1/30

・WB        太陽

 ≪サイズ分かるモノを手前に≫

 接写の最短距離は21センチ。ケーキや積み木など、サイズ感の分かるモノを手前に置くと、子供とケーキの大きさの比率がアンバランスになって、面白い、漫画のような絵ができあがります。このカメラの驚くべきところは、ホワイトバランスの美しさです。完全にオートで設定して、ただシャッターを押しているだけですが、子供の肌色の美しさに驚きました。

 【Data】

・撮影        オート

・絞り        F5.6

・シャッタースピード F1/30

・WB        太陽

 【Data】

・撮影        オート

・絞り        F3.2

・シャッタースピード F1/120

・WB        太陽

 ≪高所から撮るときは水平並行を意識して≫

 ビルの上から抜けのある景色を選んで、約170度の画角で撮りました。これならば、地球を丸く撮ることもできます。撮るときには、水平並行を意識すると良いでしょう。横長で底が正方形のような形の本体ですので、平行が撮りやすいカメラです。良いカットが撮れたらすぐに携帯電話に送ってSNSなどにアップできます。

 【Data】

・撮影        オート

・絞り        F4

・シャッタースピード F1/300

・WB        太陽

 ≪夕景や夜景など暗い所も楽々≫

 夕景や夜景、雰囲気の良いカフェやレストランでの暗い場所での撮影も楽々。イメージ通りに撮影できます。動画撮影の機能も面白いものばかりで、静止画も動画もこれ1台で子供の記録ができます。一緒にカラオケルームへ行き、家族で歌っているところを撮ったり、自転車を練習するお子さんと自転車を支えてあげている自分の姿を撮ったり、家族の何げない瞬間をのぞくカメラとして1台あるといいですね。

 ビデオカメラを向けるとカメラを意識して、固い表情になってしまいますが、このカメラでしたら、日常通りの会話などが録画できることでしょう。

 【Data】

・撮影        オート

・絞り        F4

・シャッタースピード F1/300

・WB        太陽

 ■須藤夕子(すどう・ゆうこ)

 1974年、横須賀市出身、広告代理店など3年間のOL経験を経て、カメラマンの道を目指す。現在フリーランスカメラマンとして雑誌、広告など国内外の著名人ポートレートを過去1000人以上撮影。その他に写真講師として各地で教えている。公式サイト:sudoyuko.com

 【読者写真】夕子先生のワンポイントレッスン

 子供の動物を愛する優しい視線や気持ちまで伝わってくる写真ですね。レンズが少し曇っていたのがうまい具合にフィルター効果をもたらし、雰囲気を出しています。<今回の読者:真由美さん(モデル:悠太くん)>

 【私のイチオシ】

 ■Canon iVIS mini(今回の撮影で使用) <型式>HDビデオカメラ。<記録メディア>microSDカード。<有効画素数>動画記録時( ワイド時:899万画素/アップ時:207万画素)。<有効画素数>静止画記録時(ワイド時:1200万画素/アップ時:276万画素)。<外形寸法>幅76ミリ×高さ22ミリ×奥行96ミリ。<重さ>180グラム(バッテリー、カード含む)。スペシャルサイトimn.canon.jp/。キヤノンオンラインショップ限定販売2万8553円(税込3万837円)

 ≪作品をお待ちしております!≫

 カメラ女子の力作を募集します(男性もOK)。テーマは自由です。Facebookの「笑顔泥棒写真倶楽部」では無料で写真添削をしています。投稿写真の中で良い作品は、こちらの読者コーナーで発表されます!投稿写真やメールでも受け付けます。作品名▽氏名(希望者はハンドルネーム)▽住所▽電話番号▽職業▽使用カメラ機種▽撮影場所▽撮影日-を記載。投稿をお待ちしています! アドレス:ex-camera@sankei.co.jp

 【NEWS!】

 「羽田空港」ANA第2旅客ターミナルの2F、マーケットプレイス内スマイルトウキョウ(SMILE TOKYO)にて須藤作品を展示中

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