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ゴージャスで上品に模様替え 平松昭子
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ゴージャスで上品に模様替え(平松昭子さん提供)。http://kimonosnack.blogspot.com
ゴールデンウイークにリビングの模様替えが完成しましたのでインスタグラムにアップしました(@kimonosnack)。次は衣装部屋の模様替えです。5畳半のスペースに和服用の桐ダンスが2竿、洋服はシステム家具に収納しています。まずは狭い空間の参考画像をPinterestで集めることに。桐ダンスは和のイメージが強いので茶室が参考になるような気がしました。茶室は何もないすっきりした空間が多いですよね。掛け軸と生け花だけ。水平垂直のまっすぐな梁(はり)と柱が空間に整然とした緊張感を持たせています。さっそくまねをして、物を全部クローゼットと桐ダンスにしまいすっきりさせました。そしてベランダにある小さな盆栽を置いて、自作の水墨画の掛け軸を飾ってみました。しかし、なんだか渋くて安っぽい和室みたい…。
そこで着物のスタイリングと同じ考え方をしてみることにしました。ゼブラ柄のような染めの着物に金の帯、ユーモアのあるケイト・スペードのバッグを合わせるのが好みのスタイルです。一番大きな面積の着物と帯が“和”、小物などに“洋”のテイストをミックスすることが多いです。衣装部屋の場合、桐ダンスの面積がメーンとなってきます。同じような色の着物のように考えると見えてきました。まさに桐ダンスの色のような群馬の紬の着物を持っています。いつもその着物には白いレースの帯を合わせ、時には帯揚げのかわりに華やかなDVFのスカーフを使うことも。ケイト・スペードのイヤリングを帯留めにするのは定番になってきました。ヘアメークは1960年代のロネッツのようにきちっと結い上げて盛り上げます。お部屋も同じように、ゴージャスで上品、そしてユーモアを過剰にならないように私好みの分量でバランスをとりながら仕上げることを心がければいけそうです。ゴージャスさは、三宿のアンティークショップでゴールドのフレームの全身鏡を購入。次は、ゼブラ柄のラグを入手する予定です。渋い桐ダンスが少しずつ洗練されてきて、気分もとてもいいです。(イラストレーター 平松昭子/SANKEI EXPRESS)