通算５アンダーの２位には服部真夕や全美貞（韓国）ら４人。横峯さくら、上田桃子は３アンダーの９位、森田理香子は３オーバーの３５位だった。

　史上初のアマチュア選手による“完全優勝”はならなかった。初日から首位を走った柏原が、最終日はバックナインで崩れ、７５。６位で大会を終え「まだ上を目指さないといけない、と再確認できた」と成長を誓った。

　想像を超える重圧がのしかかった。前日までは最初のホールを終えると、緊張はほぐれていったという。最終日も、スタートで緊張するのは「想定内」。ただ、それが一日中ついて回った。

　１番（パー５）でティーショットを右のバンカーへ。パーでしのいだが、リズムをつかみ損ねた。チャンスにつけても生かせない。「前半の時点で決められた（バーディー）パットがあった。そこを決めないと勝てない」と悔しがった。

　パットのミスは、次第にショットの精度へも影響する。１３、１５番でボギーをたたき、優勝戦線から離脱した。３月のアクサ・レディースも最終日最終組だったが、その時は３位スタート。「きょうは追われる立場。できていると思っていたことが、できなかった」

　目標とするのは「常に同じゴルフをすること」。１８歳のホープはプロと覇を競って観衆を沸かせた。だが、勝負どころでは、理想を体現する難しさを知った。（ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）