SankeiBiz for mobile

【ブラジルW杯】ブラジル快勝 1位通過 「重圧なんてない」ネイマール悠々2発

ニュースカテゴリ:EX CONTENTSのスポーツ

【ブラジルW杯】ブラジル快勝 1位通過 「重圧なんてない」ネイマール悠々2発

更新

【ブラジルW杯】1次リーグ勝敗表(A組、B組)=2014年6月24日現在、※ブラジル、メキシコ、オランダ、チリは決勝トーナメント進出。クロアチア、カメルーン、スペイン、豪州は1次リーグ敗退決定  サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会は6月23日、1次リーグ最終戦4試合を行い、A組で開催国ブラジルはカメルーンを4-1で下して2勝1分けの勝ち点7とし、クロアチアを3-1で破り勝ち点7で並んだメキシコを得失点差で上回って1位通過で16強を決めた。ネイマールが2得点を挙げ、大会通算4得点とした。決勝トーナメントでブラジルは、B組2位のチリと28日に対戦する。

 ▽1次リーグA組

ブラジル 4(前半1-2、後半0-2)1 カメルーン

 今大会100点目

 22歳の若きエースが、節目の試合で節目のゴールを決め、“王国”の歴史にその名を刻んだ。ブラジルにとって、W杯100試合目。ネイマールが前半17分に決めた先制点は、ゴールラッシュの今大会の通算100点目だった。同点に追い付かれた後の前半35分には勝ち越しゴールを決め、得点王争い単独トップにも躍り出た。

 「ゴールはいつでもうれしい。やるべきことをやれた」。まさにエースと呼べる仕事に、満面の笑みでうなずいた。

 エースの仕事

 スピード、テクニック、得点感覚…。ストライカーに必要とされるすべての能力を見せつけるかのような2ゴールだった。先制点は、ルイスグスタボの左クロスに対して、相手DFのマークを外しながらゴール前のスペースへ入り込み、右足の優しく軽いタッチでボールを流し込んだ。2点目は、パスを受けドリブルで左から中へ切れ込み、寄せてくるDFの足の下を通しつつ、右に跳んだGKをあざ笑うかのように狭いニアサイドに決めた。

 敗れれば、優勝を義務づけられた王国には、絶対に許されない1次リーグ敗退の可能性もあった一戦。先制点でその重圧からチームを解き放ち、勝ち越し点で嫌な雰囲気を一掃し、スコラリ監督を「試合を本当に楽しめた。母国で決勝トーナメントを迎えられてうれしい」と、安心させた。

 「子供の頃からの夢が現実になってるんだから、プレッシャーなんて感じないでしょ」。ネイマール本人は、重圧などみじんも感じていない。ゴールを決めた後は、大観衆の盛り上がりを自らあおり、自国開催をむしろ力にして、心底楽しんでいるかのようだ。

 決勝T初戦はチリ

 1次リーグを突破しただけでは、ブラジルにとって何も得ていないのと同じ。一発勝負の決勝トーナメント1回戦の相手は、指揮官が以前から「やりたくない相手」と語っていたチリに決まった。「アルゼンチンがメッシに依存しているように、われわれはネイマールが頼みだ」と、全幅の信頼を寄せる。

 南米同士で、手の内を知り尽くしているだけに激戦は必至。相手のマークがますます厳しくなるのが確実なエースは、「本当に求めているのは、決勝のマラカナン競技場に行くこと」と、きっぱり言い切った。(SANKEI EXPRESS

ランキング