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【勿忘草】歯医者さんは怖くない?
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「虫歯で受診されるお子さんは本当に減りましたね」。先日、歯科医師に取材した際、耳にした言葉に目を丸くした。若い世代を中心に「予防歯科」が浸透してきており、虫歯になる前に定期的に歯科医に通い、歯の磨き方をチェックしてもらったり、プロに歯の掃除をしてもらったりするのだとか。
と、いうことは治療前に「痛かったら手を挙げて教えてね」と言われるドキドキ感やキーンという音を立てて削られる恐怖を知らない子供が増えているということ? 子供にとって歯医者さんは怖い人ではなくなっているということ? 数々の虫歯との戦いを経験した身としては、なんともいい時代になったものだ、と思う。
そんな時代にもかかわらず、私の「歯医者さん」に対する認識は相変わらず、歯が痛くなってようやく受診するところ、というものだ。
なので結局、痛い治療に耐えることになり、ますます歯科医から足が遠のくという悪循環に陥っていた。できうることならここから脱出したい。その第一歩を模索していて行き当たったのが、「歯磨き」だ。
予防を考えるうえで、歯磨きは基本になる。取材した歯科医は「物を食べた後には必ず磨いた方がよい」と言っていた。その際、歯ブラシをペンを握るように持ち、歯茎を傷つけないよう、力を入れ過ぎずに磨く。
基本的な磨き方は歯ブラシを歯に対して直角に当て、表面の汚れを落とす。歯と歯の隙間を磨くため、歯ブラシを縦にして磨く。そして、歯垢(しこう)がたまりやすい歯と歯茎の境(歯周ポケット)を掃除するため、歯と歯茎の境に斜めにブラシを当てて磨く。
こうして丁寧に磨くことで大人の場合、虫歯のほか歯周病も予防できるという。たかが歯磨き、されど歯磨きだ。取材が終わってからの歯磨きはいうまでもなく念入りになった。
実際きちんと磨くことができているのか。取材では市販されている歯垢が赤く反応する薬剤を使い、磨き残しの確認をするといいとアドバイスされた。苦手意識を払拭し、教えを請う方が後々自分のためになる。子供たちを見習い、歯科医の門をたたいてみようか…。(佐々木詩/SANKEI EXPRESS)